ビッグ・バグズ・パニックのすーのネタバレレビュー・内容・結末

メモ:クソ映画のクソたるゆえんってなんだろう。脚本の拙さか、登場人物の魅力のなさか、演技の臭さか、悪い意味での展開の強引さか、カメラワークの工夫のなさか、この映画はそれら全てを兼ね備えてるしっかりちゃんとのクソ映画だ。
ただクソにも色んなクソがあって、見るに堪えないクソもあれば、色が素晴らしいとか、巻き方だけは芸術的だ。とか、褒めるべきところがあるものもある。
この映画は、色も匂いも形もあまり良くないけど、テンポだけは馬鹿みたいにいい。服に手をかけてからおっぱい出すまでの速さとか、なぜか全く相手にされない感じとか、突然発狂する感じとか各所に笑えるエッセンスを散りばめてくれてるのも嬉しい。
そんなわけで、クソには変わりないが良いクソでした。

続けて色んな映画観てると、このくらいのバランスのやつたまーに欲しくなる不思議。
好きか嫌いかで言ったらギリギリ好き。こういう映画って必要。ありがとう言いたい。