経年変化

戦火を越えての経年変化のレビュー・感想・評価

戦火を越えて(1965年製作の映画)
4.4
農具ではなくいつの間にか銃器を持ち前線を駆け回っている異常さ、愛の大きさが引き起こしたのかもしれない忌々しい不条理。旧ソ時代の作品らしい反戦メッセージが心に沁みる。
自分が宇宙の中心みたいに立ち振る舞いつつも周囲を包み込んでいく頑固親父の人物造形が出色で、ぶどう畑を荒らす戦車兵に説教たれ始めるシークエンスなんてもう最強。
でもってラストの橋に落涙…

ソヴィエト&ジョージア映画特集@シネマヴェーラ