マサミチ

釈迦のマサミチのレビュー・感想・評価

釈迦(1961年製作の映画)
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大味で退屈で凡庸にしか感じられなかった。

当時の仏教界から猛クレームが来たそうだが、それでも題材が題材である故に相当気を使って作ってる事は伝わってくるから、しかも日本映画で経験が無かった70mm撮影とくれば、そりゃスタッフも可哀想なんだが面白くなかったのだから世話ない。

ダイ・バダッタってお釈迦様から分離して独自の宗派を作ったお方じゃなかった?

それがシッダールタの奥様を強姦する展開に観ていてこりゃマズイだろ?と思ったが、これでも当初の案からかなり修正されたと云う事だが、勝新太郎もよくやったな。

仏陀をアップで映すのは遠慮したのか知らないが、それにしても中盤以降はずっとロングで撮ってるだけで、本郷功次郎は主役なのにクレジットでは3番目だし可哀想。
マサミチ

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