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処刑の丘の白のレビュー・感想・評価

処刑の丘(1976年製作の映画)
2.5
微妙。
表情へのクローズアップ/切り返しで観客のエモーションを波立たせようとする姿勢がくどい。雪の中の逃避行が退屈。独ソ戦の歴史を知っていて、その過酷さをある程度想像可能なためストーリーは理解できるが、アクションが全然描けてないからダメだ。ストーリーについては次第に人間の内面や精神衛生について説く箇所は面白い。絞首刑台の少女が小津ばりのカメラ目線で面白かった。
基本的にストーリーの意味だけが先走っている映画で、しかもストーリーが取るに足らないのであまり興奮しない。
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