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モンガに散るのyokoのネタバレレビュー・内容・結末

モンガに散る(2010年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

脚本も演出も、今観ると、驚くくらいベタ。長尺だけど、わかりやすくて疲れない。
86年設定のファッションはダサくてむしろ良き。ドスや太刀での乱闘シーンは鈍臭いうえに太鼓のBGM付きの泥臭さ。親分が出てきた時は歌舞伎の立ち回りかと思ったよ。
やんちゃ男子高校生達のホモソーシャルからヤクザ世界への移行。やってることは極道なんだけど、子供っぽくて憎めないし、グロテスクな見せ場がないからか血生臭さがない。韓国ノワールとは異なるこの手の作りに既視感あるけど、井筒監督かな。
新興勢力の波に抗うため、世代交代が起こるのは、いつの時代もどこも同じ。老兵は死なず、とはいかなくて、殺されるのみ。
あ、先日はまったドラマのアリス・クーちゃんが超絶美しくて、うれしかった。
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