三四郎

プリティ・リーグの三四郎のレビュー・感想・評価

プリティ・リーグ(1992年製作の映画)
4.5
非常に興味深く楽しかった。なかなかどうして感動的な終幕!やっぱり白球を追うこのスポーツには夢があり、映画には最適だ!
戦時中に全米女子プロ野球リーグが存在していたことは知っていたが、まさか1943年から戦後の1954年まであったとは!1954年まで続いたということは、人気があったのかしら。

ヒロインなどはそうでもないが、脇役に美人が多い。砂埃で顔を汚し闘志あふれるプレーをする彼女たち。ゲームの外では羽目を外し遊んでいるが、これもベースボールプレイヤーと言えるだろう笑
やはりアメリカとアメリカ人には“ベースボール”がよく似合う。“野球”ではない。元大リーガーでホームラン王だった監督が There's no crying in baseball! 「ベースボールには泣くなんてない!」と怒鳴るシーンがある。野球には汗と涙が似合うが、ベースボールには笑顔とチューイングガムが似合う。

黒人女性が返球するシーンが挿入されるが、実力があっても黒人は表舞台に出られなかったということを暗示しているのだろう。
黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンも戦後の1947年にやっとデビューできたからなぁ。

「ベースボールは君自身だ 君の喜びだ 否定できない」
「大変すぎるのよ」
「そういうものだ でなきゃ誰でもやる だからこそ偉大なんだ」
名言!

追記
メイ役の女優さんが、なかなか小悪魔的美人だと思っていたら、マドンナだった笑
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