るう

大理石の男のるうのネタバレレビュー・内容・結末

大理石の男(1977年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

「ワイダ監督初めて~」って人には薦めない。ワイダ監督作って、そこに写ってないものについて延々考えてしまうから、どうも後を引くんだけど、これも何か・・・。「共産主義はこんなもん」って思う人もいるんでしょうけど、昨日の英雄が、今日は「スチュワーデス物語」の片平なぎさみたいに手を使えなくなるっていうひどい話な上に、みんなそこまで徹底してスルーなんかい…。それでも個人に怒りの矛先をぶつけることはせず以下の台詞。あんた、ほんとに英雄だ(泣)。しかも後のヴィテク見たら何か余計複雑な気分に…。脚本から映画化まで相当掛かっちゃってるようだし、70年前後にでき上がってたら、香港映画かっ?!って突っ込みたくなるファンキーな音楽やら役者さんもまた違っていたんだろう。監督役に対する演出は、独特の自虐ネタだと思っておもろポイントとしてかなり笑った。再現Vでビクトール役のイエジーは好演。
レポーター「あんな目にあっても投票を?」
ビクトール「・・・どう思う?…みんな!いろんなことがあった。悪い事、良い事・・・でもこれが俺たちの国だ」
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