全体主義映画の傑作。もうこの作品がかつてあった全体主義社会の存在証明になっている。
メタな状況を含めるとワイダを取巻く映画の公開を妨害する勢力(現実)、ワルシャワでフィルムを差し押さえたワルシャ…
50年代にレンガを三トン積み労働英雄として讃えられ、その後闇に葬られた男について、70年代の若い学生がドキュメンタリーを撮るために数人の撮影クルーをしたがえて真相を追う、社会主義ポーランド版『市民ケ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
周囲の反対を押し切って、忘れ去られた労働英雄の映画を作ろうとして、ポーランドの新人女性監督が奮闘・取材していく話。
・1950年代の共産主義国家の様子。
・六か年計画の総括。
・労働英雄の誕生秘話。…
アンジェイ・ワイダの77年作。
「コルチャック先生」に次いでワイダ監督は2作目の鑑賞。
映画学校に通う女生徒アグニシェカが卒業制作の題材に、忘れ去られた国の労働英雄を追った、ドキュメンタリー作品を選…
渋ツタに行ったらそう言えば前に友達が言ってたVHSレンタルのコーナーを発見する。
なんか借りたいけど、何借りようか棚を眺めるエネルギーがこのときなくて、パッと視界に入ったアンジェイ・ワイダ。
「灰…
映画学校の女子フィルムメイカーが上司と一緒にものすごい勢いでずんずんずんずんこっちに向かって足速に廊下を歩いてくるショットで幕を開ける。グラグラ揺れるカメラに、この女アグニェシカの怖いくらいの迫力。…
>>続きを読む凄まじい勢いでほとばしるジャーナリズムを浴びて高揚したくて「大統領の陰謀」を観たら意外に淡々と展開する(めちゃくちゃ面白くはある)のでリアルのジャーナリズムはこういう地道な活動だよねと襟を正された記…
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