このレビューはネタバレを含みます
マクロスF劇場版二部作の完結編。
TVシリーズは大好きな作品だったのですが、流石に駆け足感、物語の端折り感は否めないかなと。
特にTV版とストーリーが改変されているので、只でさえ複雑な人物相関図が更にこんがらがっちゃって正直、完全に物語は把握できませんでした。残念。
ながら見でしかも全ては見ていないのですが「マクロス7」的なテイストが無きにしも非ずって感じでした。
マクロスFではマクロスゼロと繋がっていると思わせる伏線があって物語に深みがあったり、ミシェルも戦闘中に死んだり、結構ハードなシーンもあったので、そんなちょっとした硬派な作りに好印象だったのですが、ぶっちゃけ「なんでもかんでも唄って問題解決かよ!展開ヌルっ!」と思っちゃったりして。
うーん、やはりTVシリーズ全25話を前編後編各二時間ずつと言えども収めるのには無理があった……
ファンサービス的な意味合いで甘めの視点でも、ちょっと手放しでは褒められない、ちょっと残念な出来でした。
まあ、TVシリーズのサントラを全て購入して聴き込んだ身としては、今回の爆音映画祭、それだけでも充分満足、音楽が肝の作品と割り切れば、トータルな意味では楽しめたかな?