ピンクガッパ

紀子の食卓のピンクガッパのネタバレレビュー・内容・結末

紀子の食卓(2005年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

園子温監督の「自殺サークル」の後の世界が舞台となっている。

「家族との関係というより、私たち一人ひとりが自分ときちんと関係していることが大事なんだよ、ゆか」
「私は私と関係している、ゆか」
「私は私の関係者だ、ゆか」

一体どっちが現実で、どっちが偽りの世界なのか分からなくなった。
自分の「役割」とは何なのか。
僕は誰の人生を生きているのか。

僕はかつての家族に戻るのだろうか、それとも息子の役になりきるのだろうか。

色んなことを考えさせられた。