ノクタン

東京物語のノクタンのレビュー・感想・評価

東京物語(1953年製作の映画)
4.9
日本映画界において最も影響力の強い作品。たぶん。

映画見てて心が暖まったり、感動で泣いたことはあるけど、苦しすぎて泣いたのは初めて。夫婦のゆったりとした旅の中で、避けられない1つの家族の1つの終わりを描くのでより苦しさ増してた。特に志げが憎たらしすぎて。

70年前の映画なのにメインのテーマは全く古くなってないどころか、説得力を増してきてるんじゃないでしょうか。
ただ、口では「親は大事に」なんていくらでも言えるけど、子が親から離れていくのはもはや永久不変の真理なのかなと。いつかは自分も志げになるのかなと。
でもやっぱり親目線になると苦しい。でも親離れは永久不変の真理。でもやっぱり(ry
まあ結局のところ、たまーに思い出に浸るぐらいがちょうど良いのかななんて。

最後の紀子さんと京子、紀子さんとお父さんのやり取りが味わい深すぎて色々考え込んじゃった。
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