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東京物語のtaroのネタバレレビュー・内容・結末

東京物語(1953年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

広島へ戻ってきた老夫婦が「幸せな方だな」と振り返るシーンが印象の残っています。
子供たちは東京でそれぞれの家庭を築き、立派に自立している。しかし老夫婦の東京訪問は子供たちに歓迎されず、冷たい対応をされる。親の幸せってなんだろう?と考えてしまいました。
子供たちは親孝行をしたと思ってるところもまた面白かったです。まさに親の心子知らず。

また映画を通して当時の人々の暮らしや街並み、そして時代背景を知る資料としてもとても興味深かったです。
特に終盤の家での看取りのシーンは新鮮で、現代より人々の暮らしと死が身近に感じました。
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