いど

東京物語のいどのレビュー・感想・評価

東京物語(1953年製作の映画)
4.4
1953年当時よりも核家族化が進んだ現在の方がよっぽどリアルな感じはする。
家族がゆるやかに分断されていく様は誰にでも起こりうるし、誰が悪いわけでもない。東京で暮らしている子供達だって決して親が憎いわけではない。原節子のある種残酷な優しさも含めて人間とはそう言うもので、否定も肯定もされてないのが本作だと感じた。
紀子三部作の中だと1番好きかな、今のところ。
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