時代の変化と世代交代、どうしようもないすれ違いの寂しい話
おじいちゃんも生まれてないような時代の映画
間延びした何気ない無言のシーンでフワッとなるのも心地良かった
今まで作り笑いで嫌々受け入れていた前時代的な物を、老害とかハラスメントという言葉が生まれたせいで否定しすぎている
前の世代とのすれ違いに対してクッションとか痛み分けがなくなって隔絶が起きる 自分達が取り残される世代になって初めてその寂しさに気付くのかも
紀流れていく時代と時間に自分なりに抗って居場所を作ろうとする紀子 そうもしていられないことがしみじみとわかっていて自立的な分寂しさも人一倍なのかと思う
終盤の紀子のセリフが正直で素直すぎて、誰かを思わずにはいられない、