日本が世界に誇る名監督小津安二郎の代表作『東京物語』をようやく観賞
この作品の素晴らしいところは、徹底的なリアリズム
そこに変に誇張された家族愛はなく、希薄になりつつある家族の在り方を淡々と描いていた
父、周吉が紀子に言った「あんたは言ってしまえば他人だが、あんたが一番優しかった」
自分自身同じような境遇だからか、親への対応に思い当たるところがある
献身的な紀子のような姿勢は、他人だからこそ取れたのかもしれないとも思った
全世界の全ての家庭に当てはまる
現代の家族の在り方を小津安二郎先生は、1950年代に既に危惧というか予知していたのかな
それにしても、伝説の女優原節子は噂通りの美人ですね
94歳の現在もご存命なようで。
あと、杉村春子が実に憎らしい演技で魅せます
いつの時代も、親の心子知らず