方眼

Mr.&Mrs. スミスの方眼のレビュー・感想・評価

Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)
3.9
2005年”Mr. & Mrs. Smith”。2大スター初共演といえば昔から①それぞれの活躍、②2人の力競べ、③協力して共通の敵と闘う、の構成。「グレートマジンガー対ゲッターロボ」や「ゴジラVSコング」も概ねこの通り。シナリオ初稿から足して削ってを繰り返した形跡ありの本作、残骸がそこかしこに(ジェーンの部下周り、エディの母、それぞれの組織背景)。一昔前なら先に夫側が気づいて、妻は後から知るっていうシチュエーションでギャグ作ったり。本作は同時、知るのを自宅ファイトまで引っ張ってもと思う。見せ場は2人のアクションなので、夫婦の頭脳戦になるはずの②は直接的なガンファイトに。家を壊してからの和解や、その後のアクションしながらの過去エピソードケンカに映画の力点がある。アニメみたいなアンジーの表情演技、特に運転手が入れ替わるカーチェイスが良い。DreamWorksの音楽を多く手掛けるジョン・パウエルのスコアが、全体のトーンを決めている。
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