落ちぶれた私立探偵と、恋人を殺された元フットボール選手がスポーツ界に渦巻く陰謀と対峙する。
トニー・スコットによるサスペンスアクション。ブルース・ウィリス主演作としてはマイナーな部類だと思うが、襲撃戦やら爆発やらが頻発し結構息を呑む展開が続く。かなり悪どい敵に対し、やられたらやり返すの精神でぶちのめし鉛玉を喰らわせる。80、90年代アクションでありがちだが、脇役モブに厳しい。
出演陣が見もので、陰謀に関わって消されてしまうダンサーはハル・ベリー。同年の映画デビュー作『ジャングルフィーバー』ではサミュエル・L・ジャクソンから暴力を振るわれる薬物中毒者を演じ、初期は悲惨な役が多い印象。
また、オープニングの試合で八百長を迫られ狂った行動に出る選手役は、2006年頃に「ビリーズブートキャンプ」のエクササイズで話題になったビリー・ブランクスである
