ちどりん

活きるのちどりんのレビュー・感想・評価

活きる(1994年製作の映画)
3.9
賭け事で全財産、家ごと無くした男が一からやり直し生きていく話。

時代は日中戦争頃から始まり内戦の世へと十年ごとに主人公の生活と共に中国の移り変わりもよくわかる構成になっている。
賞をたくさんとっているだけあって他国の私たちが見てもよくわかる。

家族を抱えその時を必死で生きている主人公だが、結局彼の決断が不幸の元を作ってしまって活きることの不器用さが描かれている。
それでも老後を見てくれる娘婿がいて子孫を残すことができたのだからその後は何もなく幸せになったのだろうと想像することができる終わり方で良かった。
それにしても共産党とは私たちからすると不自由で厄介である。

奥さんの箸の持ち方が思いっきりクロス箸だったのが気になった(笑)
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