博打に明け暮れて富裕な親からの家屋財産全て人手に渡って妻にも愛想尽かされたダメ夫福貴(フークイ)とその一家の30年間に渡る家族史。1940年代国民党と共産党人民解放軍の内乱から中華人民共和国誕生、5…
>>続きを読む福貴に叫ぶ。「共産主義があんたに何してくれたよ?」イデオロギーとか宗教とかって、人を置き去りにしたら、暴力だと思う。
でも、その真っ只中で、悲しみも悔しさも憤りも、みーんな抱えて、今を活きる福貴と奥…
国共内戦から文化大革命まで切り取った中国の庶民のドラマ。
最近よくある中国の近現代史をノワールフィルム風味に塗り替えようという気風とはかけ離れた、あくまでリアルな地方描写が素晴らしい。
高等遊民が身…
1940年代から60年代後半までの激動の中国。
共産国家となり文化大革命が起きたこの時代、権力に翻弄されながらも懸命に生きる夫婦の姿に心打たれる。
その後ワイヤーアクションに走るチャン・イーモウ…
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アマプラで
覇王別姫に出てた人が二人ほどいたけど監督は違うのが意外だった
今の中国が作られて落ち着くまで本当に激動すぎて、理想の結婚相手に根っからの労働者階級が求められてたのが信じられない
知的労…
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陈凯歌の霸王别姬に匹敵する张艺谋版の近代中国大河ドラマだった…
物語中盤では「大きくなれよ。ヒヨコの次はガチョウのように、ガチョウの次は羊のように、その次は牛(中略)最後は共産党だ」と言っていたが…
生きるか死ぬか、40-60年代の中国においては運と政治闘争によって左右されていたことがわかる。日常の幸せを噛み締めながらも、中国共産党(毛沢東)が生み出した非効率と理不尽な暴力(革命的か反革命かとい…
>>続きを読むまさに時代に翻弄されるとはこのことで、国共内戦や文化大革命といった歴史背景がもたらす「うねり」に一家族は飲み込まれ、いくつかの悲劇を乗り越えて、それでも生きていく様を庶民の視線で温かく描いている。し…
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