Laura

狂った一頁のLauraのレビュー・感想・評価

狂った一頁(1926年製作の映画)
3.5
字幕のない無声映画で、物語の筋を読み取るのが少し難しい。映画史的には、精神病患者の病態をフィルムにおさめることは、第一次世界大戦のシェルショックを受けた兵士たちの様子にはじまり、当初は記録的な意味を持っていた。この映画は物語の中で精神病患者が描かれた最初期の例か。文学と映画のみが踏み入ることの出来た、狂気という人間の暗部や禁忌の部分。
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