すごい映画だなぁ。
じっと人間が画角内に佇んでいるだけなのに感情や状況が複雑に伝わる。そしてその画面を美しいと感じる。
人物が人形みたいで、彼らが発するものを受け取るというより、シチュエーションとしてただ在るものを鑑賞者が読みに行くみたいな感覚がある。
ブレッソンが職業役者ではなくアマチュアを起用して、アクターではなくモデルと呼ぶのは有名な話だけど、定義は以下の通りらしい。説明するのは難しいけど、ブレッソンの映画を観ると感覚的にグッとくる。
HUMAN MODELS: movement from the exterior to the interior.
ACTORS: movement from the interior to the exterior.
