とぽとぽ

オクラホマ!のとぽとぽのレビュー・感想・評価

オクラホマ!(1955年製作の映画)
1.5
イカれたリアル美女と野獣
社会に適応できないで誤解されがちな不器用な人はとことん迫害していい!事故で死んでもコッチは正当防衛だから問題ナッシングっしょ!!...というクソとんでもない倫理観・道徳観の映画だった。それも本作の何が怖いって、そういう面を例えば『エレファント・マン』等と違って、本当に正義だと思ってやっていることだ!

美男カーリー「俺とパーティー行くだろ」→美女ローリー「あんたチャラくて本気か分かんないから私、ジャッドと行くわ」→ジャッド「迎えに来たぞ」→ローリー「キャー!! バケモノが襲ってきた!」

ヒロインにドン引きストレスフル、ローリーの言動が滅茶苦茶すぎてまるでついていけない白人至上主義ルッキズム被害妄想!これぞリアル美女と野獣?素直になれない(故にこじれる)美男美女モノで、真剣か分からない意中の相手カーリーにヤキモチ妬かせて振り向かせたいたい作戦の道具として使われる雇われ人ジャッド。ジャッドのことバケモノ扱いなのが気に入らない。そりゃ彼だって確かに不気味なところはあるけど、過去の看病してくれた記憶とか話すのも不器用ピュアネスってことで。馬車から叩き落として走り去るのヤバすぎ。汚いものでも見る目で、俺では不足か?女王様。ジャッドが迎えに来る前に悪夢見るのだけど、その夢の内容もなかなかヒドイ。けど何より、迎えに来たジャッドを目覚めて見た瞬間が完璧にモンスター見た顔なんよ。頭おかしいんかとバチギレた。これなら友達のアニーのすぐ結婚とか意識しちゃう方がよっぽどかわいい。
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