メッシ

愛妻物語のメッシのレビュー・感想・評価

愛妻物語(1951年製作の映画)
3.5
売れない脚本家と支える妻の話。

新藤兼人の自伝的な話であり、亡き妻への想いが丁寧に綴られていて優しい気持ちに。

宇野重吉の痩せこけてどこかぬけてる笑顔が優しい気持ちに拍車をかける。
乙羽信子のまだ未完成だけど若い可愛らしさがたまらないものがある。
二十数年後三番目の奥さんになるんだから数奇な話だ。

新藤兼人に持つどこか尖ったイメージ、いびつなイメージの作品ではないけれど、丁寧で優しく、初監督作品が自伝であるという点においてやはり非凡。
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