あ

河のあのレビュー・感想・評価

(1997年製作の映画)
5.0
水死体「つかみはバッチリ😇」

この人の創る「部屋」はもしかしたらどこの街中にも出られないんじゃないかと思わされる何かがあります。本当に空間の切り取り方が上手すぎです。

上階からの雨漏りが首筋の慢性的な痛みと完全なリンクを見せる時、両親の性的な捌け口のなさが息子の身体にもたらした不調を決定づける。この描写の演出が本当お見事で、もうあのホテルの廊下が見られただけで永久にお釣りが返ってくるので、そろそろ退店させてくださいってなるレベルです。自分でも言ってて意味が分かりませんが、マジ。

墓場まで持っていく秘密に向き合うこと、それは所詮蛇口をちょっと捻ることと同じだけれども、その前に、ベランダづたいで階をまたがなければならない。最も静かで最も困難な家庭ドラマを作った明亮、本当すごいよあんさん...

監督自身もゲイだとのこと。痛みを知っている訳ですね。

息子の頭をハンドルにしてバイク運転するパパ凄い
あと整体師、お前船降りろ
あ