JJ

河のJJのレビュー・感想・評価

(1997年製作の映画)
4.5
3部作のラスト。いやはやすごいね。。
青春神話と同じ家族、同じ家で、全然違う家族の話で愛情萬歳と似たような欲望と孤独の描き方。同じ家で暮らしながらも交わらない家族が、首が痛くて曲がったままの奇病になってしまった息子と、徐々にそれぞれの抱えた秘密の孤独が明かされつつ交わっていく。
ジャケットにもなってる父ちゃんが首を支えてのバイク二人乗り、肉体の執拗な描写、父ちゃんの涙、またしても滴りまくる水、どれもこれもグッとくる。
抗えない欲望や孤独の哀しみの描き方が秀逸なのはもちろんなんだけど、それと同時に不思議とユーモアや微笑ましい温かみを感じさせるところが本当にすごいし、好き。すっかり虜になりました。
あと、3作ともなにげに飯テロなとこも好き。台湾行きたい。。
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