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西部戦線異状なしのtoroのネタバレレビュー・内容・結末

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

近代戦争では戦死は甘美でも相応でもなく諸君は犬のように死ぬだろうっていう話。

何よりこの作品が第二次世界大戦開戦よりも前、今から93年前の1930年の映画というのが凄い。

画質はさすがに荒いけど、その荒さが逆に当時のドキュメンタリー映像のような現実感があるし、鳴り続ける砲弾の音や爆発、戦争が進むにつれて変わっていく軍装。あと、戦車・毒ガス・火炎放射器などは出てこないとはいえ、鉄道・機関銃・塹壕・飛行機による空襲など近代戦争になってしまった諸々の要因も出てたのも映像作品としてよかった。

カチンスキー役のルイス・ウォルハイムのキャラクターも良い。
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