KenEndo

西部戦線異状なしのKenEndoのネタバレレビュー・内容・結末

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

#西部戦線異状なし All Quiet on the Western Front

1929年レマルクが発表した反戦小説を翌年アメリカが映画化した。ドイツの若い学生が大学を辞めてドイツ軍に志願する。最初は戦争がすぐ終わると思って、大学がつまらないから、先生に鼓舞されて、面白半分で志願するのだが、実際に現場で戦うとなると発狂する者が出て、仲間は死亡し、徐々に追い詰められていく。。あまりにも酷い現実がそこにあるだけで希望なんかない。戦場にいない一部の戦争屋(軍需産業や政治家など)の利益のために前線で戦う虚しさ。儚い命。

戦う者同士は本当は仲良くしたいと思っているかもしれないのに。。。相手のことをちゃんと理解できていない。塹壕で過ごし、食料もない中機関銃に突撃する無謀さ。命がいくつあっても足りない。刺激を求めたが、結局、普通に暮らせるのがいかに幸せか。
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