ジャック

ルイーサのジャックのレビュー・感想・評価

ルイーサ(2008年製作の映画)
3.8
突然、愛する同居人で心を通わせていた猫のティノが死に二つの職を失ってしまうルイーザがどん底の生活に落とし込まれる姿をユーモアとペーストを交えて描く。監督は「希望」を描いたと語っているが、私は「やさしさ」に感動した。ティノを葬ることが出来ず、冷蔵庫に冷凍するが、電気も止められてしまい、やも得ず管理人の冷蔵庫に高級ラム肉と言って保存を頼む。その管理人がそのことに気づきルイーザを追い詰めるのかと思いきや、地下鉄で一緒に物乞いをしていたオラシオとティノを葬る。大泣きをするルイーザのそばに二人がいる。そのことがじんわりと暖かな気分にしてくれた。

もう一つ、一杯のコークを分けて、ホットドッグを食べる二人、時間どおりの生活からどん底に落ちたルイーザが生き生きしてくるとっても良いシーンだと思う。元気かいルイーザ。
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