ひろさん

デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-のひろさんのレビュー・感想・評価

4.2
ドーハの歓喜と世間が賑やかですが、元のドーハの悲劇と共にこの映画を思い出しました。

イラク独裁者、フセインの長男、ウダイの影武者を勤めた自伝の映画化です。
ウダイについては、本作を観る前に少しだけ知識があったのでそこまで驚きはありませんでしたが、ここまで欲望/自己中極まると観ていて清々しい程です。人間の悪い本質がみんな出てる人なので、ウダイというか人間って怖いなと改めて。

死んだら上下ないといいますが、この人とこの人の犠牲者が同列なのは受け入れ難いので、地獄があった方がいいなと思うレアケース。

とは言え、フセインがいなくなった今の方がイラクは混乱しているという救い難い現実。
人間ってなんなんでしょう。
ひろさん

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