てつこてつ

私たちの幸せな時間のてつこてつのレビュー・感想・評価

私たちの幸せな時間(2006年製作の映画)
3.7
これは、重い内容ながら、なかなかの佳作。韓国の女流ベストセラー作家の小説の映画化とのこと。

自殺未遂を図ったヒロインが、叔母のシスターの誘いで三人を殺害して既に死刑が確定している孤児の青年と面会を繰り返すうちに、次第にお互いの心にぽっかり空いた穴を埋めるのに必要なほど信頼関係を築き上げていく過程がリアルで共感できる。

それでいて、ここまで見せるのか?という、結構衝撃的なエンディングって・・。

惜しむらくは、ストーリー上、イ・ナヨン演じるヒロインと、死刑囚カン・ドンウォンの二人の年齢差が本来はもっと離れていなければいない筈なのに、実際の年齢で、まるで恋人同士のように見えてしまう点か。
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