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戦場のメリークリスマスのgunnerのネタバレレビュー・内容・結末

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます


夜中に鑑賞してしまい、考え過ぎて眠れなくて少し後悔もありますが、ホントにみてよかったです!

捕虜の痩せている姿や自決シーン、日本軍の会議の模様に1983年だからこそ撮影できたリアリティを感じました。
(ホントの戦争時代を体験したわけではありませんが。笑)

コメントで日本は狂ってるなどを見かけますが、この映画の本質はそこではないと感じます。
・ボウイの弟をいじめていた集団=日本軍
・少年時代のボウイの弟=大人ボウイ
・少年時代ボウイ(弟を見捨てた)
=ヨコイ
・大人ボウイ(捕虜隊長を救った)
=ハラ軍曹
という構図になっていたからです。
結局は映画のような状況はどの国でも起こりうることで、人間は弱い生き物であるということ。
大人ボウイのような自分が善いと信じることを発信するべきというのが映画で伝えたかったのではないでしょうか。
とはいっても、ハラ、ボウイ共に結末は死を迎えているわけでその中でも分り合いを求めたローレンスこそが正解なのかもしれません。
色々考えると深いです。
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