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ぜんぶ、フィデルのせいのmiyazuのレビュー・感想・評価

ぜんぶ、フィデルのせい(2006年製作の映画)
3.4
この作品で描かれる1970年代のフランスやキューバ、チリ、スペイン等の政治・歴史的知識がほとんど無いのでネットで軽く調べつつ鑑賞しましたが、殺伐とした描写は一切なく、ほのぼのとした雰囲気で小難しい説明も無く、観やすい映画な印象。
情勢と家族に振り回される少女が、共産主義について語る両親やカトリック学校の教師に投げかける鋭い疑問には、一緒に考えさせられる。
アンナ役のニナ・ケルヴェルの愛らしい仏頂面と賢そうな目つきがはまり役
かわいく明るく中身の詰まった秀作でした。
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