西東京

カルメンという名の女の西東京のレビュー・感想・評価

カルメンという名の女(1983年製作の映画)
5.0
ありえないぐらいカッコいい銃撃戦、トム・ウェイツとブラウン管テレビ、物語も前後の脈略も関係なく一発で観客のエモーションを爆発させる強度。物語という継続性を無視した詩のような表現。剥き出しのふにゃふにゃちんぽシゴいた水浸しの男に「なんで男は存在するの」なんてセリフを女に言わせてるけど、仮病使って弱ってるフリすんなよゴダール。
空間と色とかほれぼれするんだけど、海とか手すりの渦巻き模様越しのシャンデリアとか、思いついた良さげなものをいつもより自由に撮っている感じ。役者の言動も同じく言葉や動きとしての強さが先行しているので、支離滅裂になってる。という、いつものゴダールが全部ハマってる感じ。
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