あるぱか

ディア・ハンターのあるぱかのネタバレレビュー・内容・結末

ディア・ハンター(1978年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

うーんなかなか難しい映画だった。というかこの手の映画は難しいなと思った時点で終わりというか、理解できなかったのかもしれない。だいたいこういう時は雰囲気でみたまま感じて、見た気になってる。

若いデニーロは見慣れてるけど、ウォーケンとメリルストリープは最初わからなくて、そういえば…!って気づいてびっくりした。若すぎる。

前半のたっぷり時間を使った町の平和な日常と、突然戦場に場面がシフトして死のロシアン・ルーレット。後半だけで3度出てくるけど、最後のデニーロとウォーケンの二人のルーレットは特に息を飲んだ。
戦争から帰還した3人は程度の差はあれど全くの別人になっていた。ただ1つ変わらないものは彼らの故郷の大自然。帰還してからも変わらずに鹿を狩りに行こうとするマイクだけど、以前撃てたはずの弾が撃てなくなって鹿を逃してしまい、叫ぶデニーロが切ない。ウォーケンからは生気が完全に消えていて、友を救おうとするデニーロの努力も虚しい。最後に流れるカヴァンティーナのメロディに哀愁を感じる。
名作らしいけど、今の僕にはあまりはまらなかった。
あるぱか

あるぱか