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狂った果実のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

狂った果実(1956年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

オンリーを間男する事が反抗か。反米愛国か。このフランスのヌーヴェルヴァーグの手本は問う。不条理への抵抗と言うには余りにも薄く偽物臭い。でもその偽物臭さのお陰で古臭さを免れ得て。今風胸糞映画の相貌で今に通用するディスカッション群像劇ポリティカルフィクション足り得ている。この痛烈な皮肉。スクリーンプロセスの嵐。ジャズに加工された異形のハワイアンミュージック。ロカビリーブームを根刮ぎにした石原裕次郎の戦前風ムード歌謡ブーム。それら全てが熟々不気味。
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