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コットンクラブのchaooonのレビュー・感想・評価

コットンクラブ(1984年製作の映画)
3.9
「これもショーの一部」

1920〜1930年代、禁酒法時代のマンハッタン・ハーレムに実在したナイトクラブ『コットンクラブ』を舞台に、華やかなショーとマフィアの抗争を描くフランシス・フォード・コッポラ監督作🎬

当時コットンクラブを経営し、暗黒街を牛耳っていたオウニー・マドゥンや、ギャングのボスのダッチ・シュルツ等、実在の人物と架空の人物を織り交ぜて展開するフィクション。

マフィアの抗争がメインなので、暴力描写や突然の流血シーンなど、裏社会の怖さ的なシーンもあるけど、華やかなショーのシーンがふんだんにあって、重くなりすぎず軽快に進む♬
もはやミュージカルなのでは?これ🎶

ジャズエイジ真っ只中の煌びやかなファッション✨
この時代の雰囲気好き〜🥰

浮き立つジャズの音色に、ショーガールたちの
黒人ダンサーの軽やかなタップのリズム🎶
タップを競い合うシーン最高だわ🤩

終盤のタップのリズムと銃声のリンク、旅立ちの開放感を虚構と現実がリンクするショーで見せるラストもとってもいい〜✨✨

タップダンサーとして、トニー賞受賞経験もあるグレゴリー・ハインズが見事なダンスを披露✨✨
実兄であるモーリス・ハインズと劇中でも兄弟役でコンビネーションがカッコいい🎶

主演のリチャード・ギアはコルネット奏者役で若くてセクシー💕
ロマンスグレーじゃないギアさんは新鮮だなぁ✨
声もなんか若いせいか違うよう聴こえるなぁ🤔
白人のジャズ奏者として当時ルイ・アームストロングと並び称されたソリストのビッグス・バイダーベックをモデルにしているらしい🎺

口髭が似合ってるような、滑稽なような。
てか出てくる人、出てくる人皆んな口髭👨🏻
口髭祭りじゃないか👨🏻👨🏻👨🏻
当時の流行なんでしょうけど🤣

弟役にはこれまた若くて青臭いニコラス・ケイジ。
おデコがまだ狭い🤭
最近の渋オヤジ顔を見慣れてるので、若い時はなんだか割とキレイ目な顔立ちで驚く!

兄弟の母親役はなんとボブ・フォッシーの奥様、グウェン・ヴァードン❣️
出番は少ないけど最後にタップダンスをチラ見せ💃 ほんのちょびっと。
いよいよ週末からWOWOW放送の『フォッシー&ヴァードン』が楽しみすぎて、毎日そわそわ😍
少し予習しとかないと♬

https://moviedrama.club/fosse-verdon/

そして当時19歳とは思えぬヒロインのダイアン・レインがキュート&セクシー💕
マフィアの女としてなりふり構わず生きてきた強さと弱さの両面を見る事が出来て、実に魅力的💖

コットンクラブでパフォーマンスを行ったキャブ・キャロウェイも役として登場し、彼の代表曲の”Minnie The Moocher”も劇中で披露♬
この曲好き〜🎶
演じるのはラリー・マーシャル。

ファニー・ブライス、チャップリン等々、実在のスターたちもチラチラ役として登場するので、その辺も楽しい♬

厳密にはミュージカルではないのだけど、ミュージカルが好きな人には楽しめる要素モリモリなのと、広い意味でミュージカルでしょ♬ってことで、タグ付けしちゃう♬
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