ロック好き中年世代にはほぼほぼ刺さる気がする。25年も前の作品だし大抵のロック好きは既に鑑賞済みでは？私も当時見て滅多に買わないDVDまで購入する程度には好きだった。
内容はまるでドキュメンタリーなバンドのツアーロードムービー。邦題にペニー・レインの名が冠されているけどペニーレインが主役の物語というわけではない。
まず冒頭ウィリアム少年がお姉ちゃんの影響でロックへの目覚めを経験するシーンがエモくてとても良い。おそらく誰にもこういう忘れえぬ瞬間があると思うんだけど、その時の気持ちを思い起こされ胸が熱くなる。
取材でツアーに同行するウィリアムの視点からバンドのツアー生活が描かれる。セックスドラッグ&ロックンロール最高🎸うぇ〜い☝️な楽しげな一面もありつつ、メンバー間の不和や確執などが面白おかしく描かれてる点もいい。
たとえ好きなバンドでも仕事か恋人でもなきゃ同行なんてするもんじゃないなぁって。せっかく音楽が好きなのにメンバーの人間性や内情を知って嫌いになるんじゃしんどいもん。距離感大事。
