2015/04/02
イヤなことがあった。
だから、家に買ってあったジンをラッパ飲みした。
まさに気分はロックンローラー。
酒とドラッグを手に夜を渡り歩き、ヘタクソなギターをかき鳴らす。
女は星の数ほどいるから、真っ当な恋愛なんて割に合わないことはしない。
俺はロックンローラー。
俺はロックンローラー。
酔っ払ってそんな妄想しながらこの映画を見た。
大してお酒も残っていなかったから、見ているうちに醒めてきて、改めて気づく。
「やっぱりロックンローラーなんてクズばっかりだ。セックスとドラッグでなにがロックだ。
あんなやつらまとめて矯正施設にでもぶち込んで、無理矢理“ダサいポップス”でも聴かせてやれ!」
いつしか、映画を見る前にあったイヤなことも、綺麗さっぱり忘れてしまった。
今度バンドサークルの新歓でも覗いてみようかな。