オープニングは、カトリーヌ・スパーク演じる17歳のフランチェスカの悩ましく可愛い寝姿が映されます。（当時は珍しいオープニングシークエンスを後回しにしたスタイルでした）

次第にうなされ、ハッと飛び起きた彼女は、自分の見ていた夢に驚きます。
そして、今日はきっといつもと違う1日になるだろうと思うのです。

フランチェスカが恋するエンリコ（クリスチャン・マルカン）は離婚歴のある年上の建築家、まだ若い彼女は、彼の恋人になる事が怖くなって来ます。

街をさまようフランチェスカが見たのは、男嫌いのマヌカン、借金だらけの伯爵夫人、貴族の女に囲われた男。

今まで見て来た小悪魔的なロリータ、カトリーヌ・スパークのイメージとは違いウブなフランチェスカ！
でも、やっぱり大人びた雰囲気を纏っていました。

ピエロ・ピッチオーニのイタリアンジャズや、ジュークボックスから流れる主題歌『Arrivederci』（さよなら）が凄くよかったです☺️🎶追記・チェット・ベイカーも1960年の日本未公開作のイタリア映画『Urlatori alla sbarra』（Howlers at the bar）で歌っているらしい！

• #カトリーヌスパークデビュー作