ねこ

私の20世紀のねこのレビュー・感想・評価

私の20世紀(1989年製作の映画)
3.0
西洋の童話、という感じ
脈略のない展開に驚いたり、美しい女性にうっとりしたりするあの感覚
エロや風刺もふんわりくるんでファンタジー風味
台詞はあったのに、まるでサイレント映画を観ているような印象だった

苦手分野だからかいまひとつ理解が追いつかなかったが、女性蔑視も甚だしい男に対して「バカ!」じゃなく「おバカさん」と言っているような軽やかさがいいなと思った
「二つの顔しかない」という暴言への、母の強さと詐欺師の頭脳と革命家の勇気、そして甘い笑顔も持ち合わせていますよというさりげないアピールのようでもあり

でもやっぱりヤンコフスキー演じる男の正体と、浮かない顔のエジソンが気になるのだけど
ねこ

ねこ