私の20世紀の作品情報・感想・評価

「私の20世紀」に投稿された感想・評価

U子

U子の感想・評価

3.5
いろいろと深読みできそうな内容だけど、
私は最初のシーンの電球と音楽隊、
そして双子が寝ながらロバに乗っている、
星が語りかけるところ、
そして、リリとドーラが鏡の部屋で再会するところ、それらをみれただけでよかった。
何も予備知識なくみて、女性監督だと知り、
なんか腑に落ちる。
Zという謎の男をめぐり、双子が争うわけでもなく、初めから男は眼中になかったかのような軽やかな終わり方。
電気、電報、映画、、。
20世紀の発明は、最後川を下り海へと消えていくかのよう。
双子の少女の重く閉じた瞼が忘れられない。
メラ

メラの感想・評価

3.8
生き別れた瓜二つな双子の姉妹にZという男が双子と知らずに恋に落ちるラブコメ映画。
1989年の映画とは思えないほどレトロな雰囲気とクラシカルなBGM / YMOチックなエレクトロなBGMが絶妙に合うし、それが織りなすファンタジーでオシャレな世界観が一番の見どころだと思います!あと双子の姉妹と母を演じたドロタ・セグダの演技のバリエーションも可愛さに翻弄されるのも良かったです!

 ストーリーの展開、作中のメッセージの色合いは最近見た複製された男に近い感じではあるけど面白いと思ったのは映す構図かな。双子の姉妹というのがミソなのか、2つの物や空間を映す画作りが一貫して作られている。これによって姉妹という異なった人物ではあるけれども、この時代ならではの人間の多層さを描いた作りが練られた一作に感じました。
単純に見とれる映像美も散りばめられていて、電球を使ったパフォーマンスとそこで繰り広げられる明と暗のコントラスト・対極な構図が織りなす美しさ・鏡の迷宮じみた部屋で映されるノスタルジックさと無邪気で可愛らしい画作りが特に印象的でした。そんなノスタルジックさを基調とした美しさと合わせて動物を使った映像はそこはかとなくサイレント映画っぽさを思わせる感じがして、この温度差が逆に心地良かった!
笑えるシーンも凝られていて、爆弾のプロットや動物園のあるシーンはチープさが目立つけど、チープさが逆に面白可笑しいディテールに仕上がっているのも良かったかな。

 この映画では技術革新が起こった19世紀末から20世紀の始まりを描く夢の始まりを映しているけど、この映画を4Kレストア版として公開する背景にはROMA/ローマでも微かに描かれていた男根至上主義を問い直しているのかな?と思うほど、ロジック/プロットにその色合いが露骨に出ていたのは少し失笑しました。
(それ以外にも二次元的に性的な描写を映す癖に三次元ではモザイクといういやらしくする手法で興醒めする部分が少しノイズになりました。。。)
技術革新が進んでも人間の本質的な考えは変わらないのかな・・・というのをこの映画とROMA/ローマで感じて見終わった後に複雑な気分になった私です。

 でも世界観の作り込みや物語で語られる双子という題材を上手く使ったメッセージ性が味わい深い佳作で、ノスタルジックな作品が見たい人にはオススメできる作品だと思います。
ポスターに惚れ込んで
内容を全く知らずに、鑑賞。

ごめんなさい。
時々、意識がボーッとなって
多分、半分も理解できていません。

電灯の発明。マッチの衰退。
マッチ売りの双生児は違う家に
引き取られたが、二十歳の時に
同じ汽車に乗り合わせる。

革命家と詐欺師、母と娼婦?
ふたりは全く違う人生を歩んで
きたけれど、新しい時代に再会して
奇しくも、同じ男と出会ったことで
新しい生き方を選ぶんだと思う。

伝書鳩と電報の送信
ロバとオリエント急行
豪華客車と乗り合い車両
時代の対比、貧富の対比を
アート感覚盛り盛りで見せているところ

ファッションや物理実験など
新しい時代が、ドラマチックに
描かれるところは、好きでした‼️

女優さんが大胆に脱いで好みだけど
ベッドシーンの巨大なボカシは
ちょっと笑えました。
「心と体と」が衝撃的に好きだった、イルディコー・エニェディ監督の長編デビュー作 「私の20世紀」

これはなんと美しい映画か。
なんと思慮深い作品か。

エジソンが電球を発明し、人々を魅了した不思議な夜、うかない顔をしたエジソンに星々が語りかけるの。

ブタペスト…

そこでは美しい双子の姉妹が誕生し、彼女たちは孤児になる。。

ロバ。。
鏡と電球の部屋のシーンがすてきで。。
ロバさんがかわいい。。

魔法みたいに美しい映画だった。

でも、パブロフの犬のこととか、女性解放とか、もうちょっとわかった上で観たかったからぜひもう一度トライしたい。

なぜ30年前の私はこの映画の存在を知らなかったんだろう。

#cinema
#映画

このレビューはネタバレを含みます


      
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        (作品に対する内容なし)
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シアターにて鑑賞
闇に舞う牡丹雪、空に瞬く星
幻想的な光と影のバレエ
ロバの背に乗る二人の少女の姿が童話みたい。
草原を駆け抜ける電磁波みたいなのを頭につけた犬
ミラーハウスへ誘導するロバ
エレベーターで男を魅了するドーラと
道路に伏せる街人をよけるチャリのおっさんとリリ。
宝石箱のような乙女チックな雰囲気と
アルゼンチンタンゴの音色も素敵だったなぁ。
(ハンガリーパンフレット貰いました、ありがとう^^)
双子の皮肉な人生 寄り添う動物たち
ブダペスト二つの街 マジャール人
グローバル化する社会 ジェンダー
アイロニカルな文明批評が
光となって流麗に描かれる
鏡面と水面のロングショットが秀逸
しも

しもの感想・評価

3.4
美しい映画。
映画だからできる表現。
モノクロだからかリリとドーラの美しさも際立つ。
衣装も街並みも美しい。
ああ、ブダペスト行きたいなあ…
桐灰

桐灰の感想・評価

3.3
「心と体と」が素晴らしかったのでずっと観たかった同監督のデビュー作。あまりに記号的ながら、美しい瞬間が何度も訪れる。まるで光と光とをつないでつくる星座のようなコンチェルト。映画とは人生であることを教えてくれました。
horry

horryの感想・評価

5.0
映像の美しさと、主演女優の美しさ。
フェミニズムが問うてきた「女は母か娼婦に分けられる」というテーゼが寓話的に描かれる。
双子という設定はアイデンティティという問題を扱うのによく用いられるのだけど、この作品では、性に対する女性の二面性や、資本主義への傾倒と抵抗、知性と直感適合行動なども双子で示されている。

20世紀の発明は電気なんだけど、アイデンティティもそう。

ぼんやり見ても楽しいけど、読み解きも楽しい。今度はメモをとりながらみたい
よく眠った。冒頭から55分間寝てしまった。
どんな始まり方をしたのかすらまったく憶えていない。当然採点はできない。気がついたら19世紀の重装備のロングドレスを脱いでゆく濡れ場だった。官能的なシーンは、見逃さなかったのでとりあえずよしとしようか。当時は脱がせるのに大変だったろうな〜と変な感心をする。映像はモノクロームがキレイでフェリーニを彷彿とさせる幻想潭である。

う〜む、ずいぶん疲れているのか・・。
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