私の20世紀のNaoyaのレビュー・感想・評価

1880年ハンガリーで双子の姉妹が生まれるが、孤児となり幼くして生き別れる。1人は気弱な革命家となり、1人は華麗な詐欺師となっていった。イルディコー・エニェディ監督のヒューマンドラマ作。同じ容姿ながら、異なる人生模様は印象的で、彼女らに関わっていく1人の男性という構図も、より強調されて感じられる。ヒューマンドラマだが、幻想的な場面もあり、演出が面白く、モノクロ作なのが、よりノスタルジック×ファンタジーを感じさせる。主演のポーランド人女優のドロタ・セグダが魅力的に写ります。