Tig

アジョシのTigのレビュー・感想・評価

アジョシ(2010年製作の映画)
4.6
若干ネタバレしてるかも知れません…
最近見た「ナメてた相手が実は殺人マシーンでした系映画」の中で一番面白かったです。こちらも参考にさせて頂いているレビュアーの方の評価が高かったので鑑賞しました。薬物、臓器売買組織に拐われた近所の娘救出の為に命懸けで挑む元工作員というプロット、ストーリーもシンプルな勧善懲悪もので目新しいものではないと思いますが、作品としての完成度、個人的にはすごいなあと感嘆しました。アクションシーンの流麗さとカメラワーク。終盤のアクションシーンでカメラが交互にテシクとラムロワンの目線になるところ、そこに血が飛び散る描写は凄く臨場感がありました。演出面では覚悟を決めた時の断髪シーンとそこで初めてお披露目になる全身の肉体美。そのシーンが反撃に転じるハッキリとしたフラグになっていて否が応でも終盤での追い込みを期待させます。ラストの容赦ないジェノサイドっぷりできっちりカタルシスが得られる事にも好感を覚えました。正直ティピカルな韓流スターのイメージでウォンビンを引き算して観ていた自分がいたのですが、演技に鬼気迫るものを感じました。役作りの為に仕上げた肉体然り、ラストの目つき然り。ウォンビンかっこいいです。ポップスターだらけの作品ではないので(むしろウォンビン以外は悪そうな顔つき…)非現実的な話なんですが、浮き足立つような事のない重厚な作品になっていると思います。テシクは勿論メチャクチャカッコいいけど、僕はラムロワンの優しさにホロッとさせられてしまいました/ _ ;