ハレルヤ

波止場のハレルヤのレビュー・感想・評価

波止場(1954年製作の映画)
3.8
波止場で日雇い労働者をしている元ボクサーのテリー。ギャングに加担している兄のチャーリーが殺人に関与。その被害者の妹であるイディの悲痛な姿に心を痛め、ギャングのボスのジョニーに反抗していくドラマ。

随分前に一度鑑賞した事がありましたが、記憶も薄れていた事もあり、もう一度しっかり見たくなって再鑑賞。やはり名作と呼ばれるに相応しい作品でした。

無駄に捻らずストレートなストーリー。キャストの熱演。それだけでの勝負。やはり昔の映画の土台は強いなと改めて実感します。

後に「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」など数多くの名作に出演するマーロン・ブランドの出世作。当時30歳あたりで若さが際立っていて、大袈裟かもしれませんが少しブラピのように見えましたね。彼の存在感と演技力の大きさは随一。

ヒロインであるイディ役にはエヴァ・マリー・セイント。本作が初出演作とは思えないほどの演技。出演シーンはどれも自然と目が行く印象強さがあり、オスカー助演女優賞受賞も納得。

無駄のない物語の運び方も良かったですし、久しぶりに鑑賞するとまた色々魅力が分かった気がしましたね。
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