深緑

波止場の深緑のネタバレレビュー・内容・結末

波止場(1954年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

港湾利権を独占するマフィアの恐怖政治に反旗を翻す、元プロボクサーの日雇い労働者(マーロン・ブランド)の勇姿を描いた作品。

当初マフィア寄りの立場にいながら、少しずつ考えを改めていくマーロン・ブランドの心情の変化の過程に引き込まれる。

ラストの物言わぬ労働者達の不気味な存在を目の当たりにして、事なかれ主義で声を上げない人達への警鐘を少し感じた。

いずれにしても、搾取される側の逆転劇で得られるカタルシスは、いつの時代も不変。
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