じう

白鯨のじうのレビュー・感想・評価

白鯨(1956年製作の映画)
4.0
多弁で思索的な小説の世界観をよくぞここまで映像作品として昇華したなと感激した。
イシュメールはもっと無駄話しても良かったし、クィークェグはもっとちゃんと死んで欲しかったし、エイハブの憎しみはもっと深掘りしても良かったので、あと2時間ぐらい長くても良かった。
ただ、エイハブの白鯨への憎悪の理由がほとんど語られない分、ピークォド号の船員たちの理不尽な運命と、船長の狂気が際立っていて、これはこれで演出的にはありだとも思う。
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