まみ

父ありきのまみのネタバレレビュー・内容・結末

父ありき(1942年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ようやく小津に手を出した2023年のクリスマスの早朝🎄Twitterでアキカウリスマキが小津を語る動画を見たのだけれど、まず日本家屋という装置がチートだなこれはと思った(アキカウリスマキが小津に勝てないみたいなことを言ってたから)
周平は2回泣くのをやめろって言われる、1回目は父と離れて暮らすことを告げられる時、2回目は父が死んだ時。わたしも泣くのを止めろと言われたこと、多分大昔にあるけれどすごい嫌だった記憶があるから引っかかった。最後にお嫁さんが汽車?で泣き出す時、周平は泣くのをやめろと言わない。感情を堰き止めることを要求された記憶を再生産しない。父ありき、父があって子がある、父の因縁となった教師の職に子供がつく、不思議な因果を描いていながら、父とは確実に別の人間が育っていくもんだよなと思ったりした。
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