django

父ありきのdjangoのレビュー・感想・評価

父ありき(1942年製作の映画)
4.2
人が死ぬことが大変な喪失として描かれるのが興味深い。この後の戦争では人の命は軽々しく扱われたのに。この時代の映画を見ると思うけど、大体の倫理観は今と同じく確立されていたんだよね。私はどこか、戦前の世界は今とは全く違う野蛮な未開人が生きる世界だと思っていた。

それはさておき、途中ほとんどセリフが聞き取れない部分があったけど良い映画だということはわかった。親への愛憎と思い出、悲喜交々の人生讃歌。いつ死んでもおかしくない年齢の自分の父に思い馳せた。
django

django