囚人13号

黄色いリボンの囚人13号のレビュー・感想・評価

黄色いリボン(1949年製作の映画)
4.5
凄まじく豊饒で愛に溢れてる。騎兵隊という組織より、常に死と密接しながら飄々と生きる男たちを飄々と描くことで彼らはフォード的偶像となる、戦前のホークスと少し似た香りもするかむしろウェルマンかもしれない。

オープニングの主題歌からデューク×マクラグレンの名コンビ、殉職ラッパ、銀時計、対先住民…西部劇における全てのイメージはジョン・フォードに帰結する。最期は帰らないほうがよかったかもなーとも叶わぬ夢を書かせて頂くが、しかしジョン・ウェイン初の老け役がこれだったとは!ラスト・シューティストとほとんど変わってなくて驚いた。
囚人13号

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