スギノイチ

満員電車のスギノイチのレビュー・感想・評価

満員電車(1957年製作の映画)
3.0
もっと地に足の着いた社会派映画なのかと思っていたが、何だか現実離れしている。
やたらとみんな発狂したり自殺したりして、最終的にはディストピア映画みたいになってくる。

この映画で描こうとしてる当時の「社畜」と現代の「社畜」には驚くほどギャップがある。
世相の変化による物なのか、それとも市川崑の視点が牧歌的過ぎるだけなのか?
「この狂った世の中、狂人の方がよっぽど正常さ」みたいな着地点も平凡。
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